【ターゲット 1900】だけで英 検 準1級 に合格できるのか?
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「ターゲット1900」を極めたら、英検準1級に合格できる?
既に「ターゲット1900」に取り組んでいる人の中にはこのような疑問をお持ちの方が多いようです。
大学受験などで、既に「ターゲット1900」を学習済みの人は「更に単語力を高める必要があるのか?」と疑問に感じていると思います。
この記事では、「ターゲット1900」で英検準1級に合格できるのかという疑問に答えます。
- 「ターゲット1900」で英検準1級は合格できるのか?
- 「英検準1級」の問題数と合格ライン
- 英検準1級のリーディングセクション
- 「ターゲット1900」で英検準1級に合格するための条件
- より合格を確実にするために
- まとめ
「ターゲット1900」で英検準1級は合格できるのか?
結論から言うと次のようになります。
「ターゲット1900」を勉強している人には、嬉しい事実かもしれません。ただし、「ターゲット1900」で英検準1級に合格するには、いくつかの条件があります。
以降で、「ターゲット1900で英検準1級に合格できる理由」と「合格のための条件」について説明していきます。
「英検準1級」の問題数と合格ライン
「英検準1級」は「リーディング問題」と「ライティング問題」と「リスニング問題」が出題されます。「単語力」がものをいうのは「リーディングセクション」です。
そのため、「ターゲット1900で英検準1級に合格できるか?」という疑問は「ターゲット1900で英検準1級のリーディングセクションで合格点をとれるか?」と言い換えることができます。
そのため、まず、英検準1級の「リーディングセクション」の問題数について見ていきます。
「リーディングセクション」では合計41問が出題されます。続いて、「リーディングセクション」の目標正答率ですが、次のようになります。
これ以外にも、「ライティング問題」と「リスニング問題」が出題されます。注意して欲しいことは、この「リーディングセクション正答率の目標」は、「ライティング問題」と「リスニング問題」でも合格者平均点が獲得できることが前提となります。
英検準1級のリーディングセクション
「英検準1級」の「リーディングセクションの語句問題」には、大学受験のレベルを超えた高難易度の英単語がバンバン出題されます。一方で、「長文問題」には、大学受験標準レベルの英文が出題されます。
「英検準1級」の「長文問題」は大学受験レベルの英語力で十分に解くことができ、「語句問題」は大学受験以上の単語力が必要ということになります。
つまり、「英検準1級」は、難英単語をどれだけ暗記できているかを試す「単語ゲー」の側面が強いです。
また、「英検準1級」には「リスニングセクション」と「ライティングセクション」もあります。しかし、「リスニングセクション」では、そこまで難しい英単語は出題されません。「ライティングセクション」では、基本的に自分の知っている英単語で英作文をしていくので、「単語力」にこだわる必要はありません。
「ターゲット1900」だけで、「英検準1級」の「語句問題」に完全に対応することは不可能です。「ターゲット1900」をマスターしても、語句問題では、半分ちょい(12~14問程度)しか正解できません。
一方で、リーディングセクションの長文問題(空欄補充、内容一致選択)では、「ターゲット1900」をマスターすれば完全に対応できます。つまり、16問全てに正解できる「単語力」が身につきます。
よって、「ターゲット1900」をマスターすれば、リーディングセクションでの正答率が「12~14(語句問題)+16(長文問題)=28~30」となり、合格ラインに達することができます。
つまり、「1900」をマスターすれば「英検準1級」の「リーディングセクション」でもギリギリ目標点を獲得でき、英検準1級に合格できるということになります。
「ターゲット1900」で英検準1級に合格するための条件
「ターゲット1900をマスターすれば英検準1級に合格できる」と述べましたが、条件があります。その条件が次のようになります。
「英文解釈」と「長文読解」は完璧である必要がある
上で述べた「ターゲット1900で英検準1級に合格する戦略」は、「長文問題を完璧にこなし、語句問題は半分捨てる」という戦略です。そのため、「語句問題以外」は、基本的に全て正解するつもりで解いていきます。
したがって、長文問題で満点を取るために必要なスキル(英文解釈&長文読解)を完璧に身につけておく必要があります。
ただし、安心して欲しいのは、英検準1級の長文問題には、難関大学で出題されるような「超複雑な文構造の和訳問題」や「長文の内容が抽象的過ぎて内容を把握できない」といった英文は出題されません。
そのため、「ターゲット1900」をマスターした上で、標準レベルの「英文解釈&長文読解」を身につておけば満点も現実的に狙えます。
「ライティング」と「リスニング」は目標点を取れる必要がある
上で述べたように「英検準1級」では「リーディングセクション」以外にも「ライティングセクション」「リスニングセクション」があります。
「ターゲットで英検準1級合格」は「リーディングセクション」でギリギリ合格点を狙う戦略です。
そのため「ライティングセクション」、「リスニングセクション」では普通に合格ラインの点数を獲得する必要があります(それぞれ、70%と85%くらい。「リスニング」は比較的難易度が低いので85%程度欲しい)。
なので、「ライティングセクション」、「リスニングセクション」で合格ラインの点数を獲得できない人は、「ターゲット1900」と並行して「ライティング」と「リスニング」の訓練もする必要があります。
ある程度「運」が必要
「語句問題」では選択肢に並べられている英単語を知っているかどうかが正答するための大きなポイントになります。
限りなく可能性は低いですが、万一、全ての「語句問題」において選択肢の英単語が「ターゲット1900」に載っていない英単語であれば、合格はできなくなります。ただし、毎回、半分程度は「ターゲット1900」の知識で解けそうなので、そこまで気にしなくてよいとは思いますが、やはり「ターゲット1900でカバーできる単語が半分以上出る」という運が必要になります。
より合格を確実にするために
ここまで説明してきたように「ターゲット1900」をマスターしても、なんとかギリギリ合格できるレベルになります。
「ギリギリ合格」じゃなくて、ある程度余裕をもって合格したい!
という人は、次の勉強や参考書を追加して、合格を確実にすることをおすすめします。
純粋に「語彙力」を強化する
これまでに説明したように、「ターゲット1900」をマスターしただけでは、「語彙問題」が半分程度しか取れないため、「リーディングセクション」の「長文問題」では満点を取り、「リスニング」「ライティング」でも合格者平均程度を得点する必要があります。
つまり、「長文問題」「リスニング」「ライティング」では、ミスが許されないことになります。試験本番では、ノーミスで進めるのは難しい面もあります。「ミスが許されない」という状況下では、人はケアレスミスしがちです。
そこで、「長文問題」「リスニング」「ライティング」で少しミスしても挽回できるように、「ターゲット1900」より高難度の英単語もある程度勉強しておくことをおすすめします。
「ターゲット1900」をマスターした人が「英検準1級」の合格を確実にするためにおススメの英単語帳は次のものです。
ただし、単語帳を2冊するのは大変です。「ターゲット1900」をマスターしている段階で、ある程度「合格」できる力が身についています。なので、「パス単」に取り組む際は、「試験当日」までに覚えきるつもりで、決して焦らず着実に進めてください。
リスニングやライティングの能力を高める
「ターゲット1900」をマスターしただけでは、「語彙問題」が半分程度しか取れないということが問題点です。「語彙問題」で半分程度の点数しか取れないのであれば、その分「リスニング」や「ライティング」で高得点を獲得すれば良いということになります。
そこで、「リスニング」や「ライティング」が得意という人は、「リスニング」や「ライティング」で高得点を獲得して、「語彙問題」分をカバーするという戦略もアリだと思います。
ただし、
「リスニング」や「ライティング」は得意ではないけど、これから勉強して得点を上げます!
というのは、正直おすすめしません。
なぜなら、「リスニング」は合格者平均自体が割と高いと推測されます(85%程度)。そのため、リスニングセクションを90%以上正解すればアドバンテージが生まれますが、リスニングを90%以上にするには、英単語を覚える以上の時間がかかります。この理由で、リスニングが得意でない人が、リスニングを90%以上を目指すのは、正直おススメできません。
また、「ライティング」の合格平均は70%程度と予想されています。そのため、「リスニング」より、伸びしろがあります。しかし、「ライティング」も得点を上げるのに、英単語を覚える以上の時間が必要です。なのでライティングが得意でない人が、「ライティング」能力を上げて、「語彙問題」をカバーするという戦略は正直微妙だと思います。
現時点で「リスニング」や「ライティング」が得でない人は、「リスニング」や「ライティング」合格平均以上を目指すより、「単語力」を高める方が、合格の可能性は高まると思います。
まとめ
今回は「ターゲット1900」だけで、英検準1級に合格できるかという疑問について考察しました。
「ターゲット1900」だけでも、何とか「合格」できると思います。しかし、確実に「合格」したい人は単語力を更に強化することをおすすめします。
「英検」は「準1級」くらいから、就職や転職の際にもプラスポイントとなり、会社によっては、海外支店の異動などの要件となったりします。
今回、紹介したことを参考に、自分に合った戦略を立てて、「英検準1級」を取得しましょう!