英単語、英文法、英文解釈をある程度勉強した人、そんなん人はついに英語長文の勉強に進むべきです!
英語長文は、英語試験の中で最も配点が高く、英語長文問題を正解できるかどうかが、合否の分かれ目になります。
しかし、次のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
本屋さんには、星の数ほど英語長文の問題集があって、どれを使うか迷う~!
こんな悩みを抱えている人には、「英語長文ハイパートレーニング」を検討しても良いと思います。
でも、「英語長文ハイパートレーニング」ってどんな問題集なの?特徴や難易度は??
「英語長文ハイパートレーニング」は、どの問題集よりもの詳しい英文構造の解説が特徴の問題集です。
今回の記事を読んで、「英語長文ハイパートレーニング」に魅力を感じた人は、是非、「英語長文ハイパートレーニング」で勉強してください!
- 「英語長文ハイパートレーニング」の前にやっておくこと
- 「英語長文ハイパートレーニング」の概要
- 「英語長文ハイパートレーニング」のメリット
- 「英語長文ハイパートレーニング」のデメリット
- 「英語長文ハイパートレーニング」がおすすめな人
- 「英語長文ハイパートレーニング」の使い方
- 「英語長文ハイパートレーニング」の到達レベル
- 「英語長文ハイパートレーニング①②③」の間に挟む問題集
- 「英語長文ハイパートレーニング」の次
- 「英語長文ハイパートレーニング」のまとめ
「英語長文ハイパートレーニング」の前にやっておくこと
「英語長文」に取り組む前に身につけておくべき力があります。
それは、最低限の「英単語力」、「英文法力」、「英文解釈」です。
これらを取得できてない人は、まず英単語や英文法を学習しましょう。
最低限の「英単語力」「英文法力」「英文解釈」って、どうやって勉強すればよいの??
という人は、下の記事を参考にしてください。
「英単語力」「英文法力」「英文解釈」が身についてないまま、「英語長文」に取り組んでも、得られるものはほとんどありません。
なので、まずは、焦らずに「英単語力」「英文法力」「英文解釈」から取り組みましょう。
「英語長文ハイパートレーニング」の概要
「英語長文ハイパートレーニング」の難易度や問題数は次のようになります。
難易度 | 問題数 | |
---|---|---|
① | 高校基礎レベル | 12 |
② | 共通テスト~MARCHレベル | 12 |
③ | 早慶レベル | 12 |
「英語長文ハイパートレーニング」は難易度に応じて、3冊に分かれています。
3冊全てで問題数は変わりません(12題)。
「英語長文ハイパートレーニング」の最も大きな特徴は次のようになります。
「英語長文ハイパートレーニング」の最大の特徴は「超詳しい英文構造の解説」です。
英語長文を独学で勉強していると、「長文を読んで、問題を解いて、採点して一喜一憂して終わり」となりがちです。
このやり方では、点数は伸びません。
「読めなかった英文の構造をしっかり把握できるようになるまで復習」する、これが鉄則です。
読めなかった構造の英文は、構造を判断できるようなって、初めて応用の効く力が身につきます。
しかし、他の英語長文問題集では、構造解析が雑なものが多いです。
そのため、独学で勉強していると「英文構造がわからない!」ということになりがちで、応用の効く力が身につきません。
「英語長文ハイパートレーニング」は、構文解析・解説が他のどの問題集より丁寧なので、独学者でも応用の効く力が身につきやすいです。
特に複雑な構造の英文を出題する難関大学を志望する人には最適の問題集です。
詳しくは後述しますが「英語長文ハイパートレーニング」には「丁寧な英文解析」以外にも、「とても丁寧な解説」、「スラッシュリーディング」など、メリットがたくさんあります。
「英語長文ハイパートレーニング」は、応用の効く力を身につけたい学習者には最もおすすめできる英語長文問題集です。
「英語長文ハイパートレーニング」のメリット
とても詳しい英文解析
これまでに述べた通り、「英語長文ハイパートレーニング」の最大の特徴は「とても詳しい英文解析」です。
応用の効く読解力を身につけるには、「英文解析力」を確実に身につけることが必須です。
「英語長文ハイパートレーニング」で、問題を解き、復習をしっかりやっておくことが、「複雑な英文」を出題する難関大の入試問題を解くための良い練習になります。
京大に代表されるような「複雑な英文の解釈」を要求してくる大学を志望する人には「英語長文ハイパートレーニング」で勉強をしておくことをおすすめします。
選択肢の解説も超丁寧
「英語長文ハイパートレーニング」は、設問の解説がとても丁寧です。
選択肢を選ぶタイプの問題においては「不正解の選択肢」の本文との矛盾点まで説明してくれます。
選択肢を選ぶ形式の問題では、本文との矛盾点を見つけ、消去法で選ぶ場合もあると思います。また、不正解の選択肢の根拠まで明確にすることで、自分の解答に自信が持てるようになります。
自分の解答に自信が持てるというのは、極度に緊張した試験本番では大きな心の支えにもなります。
もちろん、正解の選択肢の解説、下線部訳、指示語の訳の解説も1級品で、とても丁寧で、大変わかりやすいです。
スラッシュリーディング
「英語長文ハイパートレーニング」には、スラッシュリーディングを練習するための項もあります。
スラッシュリーディングで英文を読む練習をすると、英文を読む速度が大きく向上し、難関大が出題する長文も読み切る力が身につきます。
逆に、スラッシュリーディングを練習していないと、難関大学の問題に対応するのは難しいと思います。
難関大学を受験予定の人は「英語長文ハイパートレーニング」でスラッシュリーディングを練習しておくことをおすすめします。
CDが付属
「英語長文ハイパートレーニング」では、英語長文のCDが付属されています。
英語学習において、音声は超重要です!英語は言語なので、実際に「聞く」「口に出す」が重要です。
音声があればこれらの作業が大変やりやすくなります。
この音声も使い倒すことで、長文読解力だけでなく、リスニング力、英作文力、スピーキング力も爆上がりすることを保証します!
音読の効果と具体的な学習方法は下の記事を参考にしてください。
語句の復習問題あり
「英語長文ハイパートレーニング」には、「語句の復習」があります。
英語で最終的にモノを言うのは単語力です。
これはまぎれもない事実です。
なので、長文問題集で遭遇した「知らなかった英単語」は全て覚えるべきです。
しかし、長文の勉強をしていると、この英単語の復習が疎かになりがちです。
「英語長文ハイパートレーニング」には「語句の復習」が付いているのでこの悩みは無用です。
「語句の復習」を使って、満点を取るまで英単語の復習をすれば英単語力の復習が疎かになることはなく、英語力がみるみる向上します。
「英語長文ハイパートレーニング」のデメリット
各版でレベル差が大きすぎる
「英語長文ハイパートレーニング」はレベルごとに3冊に分かれていますが、この3冊でレベル差が大きすぎます。
「英語長文ハイパートレーニング①」をマスターした後に「英語長文ハイパートレーニング②」に接続するのは、難易度的に難しいです。
同様に、「英語長文ハイパートレーニング②」をマスターした後に「英語長文ハイパートレーニング③」に接続するのも難しいです。
そのため、「英語長文ハイパートレーニング①」の後には、「英語長文ハイパートレーニング②」に進まず、違う問題集を挟むことをおすすめします。
間に挟むおススメの問題集は、後述します。
流行りのテーマを網羅していない
大学受験においては、流行りのテーマがあります。
最近でいえば、「宇宙」に関するテーマは扱われやすいですが、「英語長文ハイパートレーニング」では、このような「流行りのテーマ」を抑えきれていません。
そのため、志望大学で出題されやすいテーマは、他の問題集や過去問で演習する必要があります。
「英語長文ハイパートレーニング」がおすすめな人
これまでに述べた「英語長文ハイパートレーニング」のメリット、デメリットを踏まえて、「英語長文ハイパートレーニング」がおすすめな人を紹介します。
複雑な構造の英文を出題する大学を志望する人
京大のような「複雑な英文の解釈」を要求してくる大学を志望する人には「英語長文ハイパートレーニング」がおすすめです。
「英語長文ハイパートレーニング」で勉強しておくことで、複雑な英文も丁寧に解釈できるが身につきやすいです。
英文解釈で差が付く大学を受験予定の人は、「英語長文ハイパートレーニング」の解説のように丁寧な解釈をできるようになることを目標としてください。
英文解釈を伸ばしたい人、英文解釈の復習もやりたい人
「英文解釈をもっと伸ばしたい」や「英文解釈は一通り学んだけど、まだ不安がある」という人にも、「英語長文ハイパートレーニング」をおすすめします。
なぜなら、「英語長文ハイパートレーニング」の解釈はとても丁寧ですので、しっかり勉強すれば、英文解釈力が向上しますし、復習にもなります。
ただし、「英文解釈」の勉強なしに、いきなり「英語長文ハイパートレーニング」に取り組むのは、おすすめしません。
必ず、一通り「英文解釈」を勉強した後に取り組んでください。そうしないと穴だらけの知識しか身につきません。
「英語長文ハイパートレーニング」の使い方
「英語長文ハイパートレーニング」に限らず、長文読解力を効率よく伸ばすために、最もおすすめの取り組み方は次のようになります。
長文問題は1度解いて、軽く復習したら終わりではありません。
読んだ長文は徹底的に復習し、シャドーイングできるようにするというのが確実に英語力を伸ばす秘訣です。
シャドーイングできるようになる長文が増えれば、増えるほど、初見の英文も詰まることなく、素早く、正確に読めるようになります。
これを踏まえて、「英語長文ハイパートレーニング」のおすすめの使い方を紹介します。
長文問題を解く
まずは、長文問題を解いてください。
ここでのポイントは「わからない部分があっても、なんとか自力で答えを出す」と「選択肢を選ぶ際は、カンで選ぶのではなく、解答の根拠を本文中から見つけて解答する」ということです。
もちろん、初見の問題だと、なかなか難しいと思いますが、できる限りこのことを意識しながら解いてください。
答え合わせ
解いた問題の答え合わせをします。
この際、正答率は正直どうでも良いです。
それよりも、「どの文を読み間違えたから、不正解だったのか?」「なぜ不正解の選択肢を選んでしまったのか?」「正解の選択肢の根拠はどの英文か?」をしっかり確認しながら採点してください。
「英語長文ハイパートレーニング」はこの辺の解説がとても丁寧ですので、独学者や英語が苦手な人でも容易に学べると思います。
単語・構文を調べる
長文を読んだ際に知らなかった英単語や解釈できなかった英文を調べてください。
調べた英単語や英文は、軽く頭に残る程度には把握しておいてください。
スラッシュリーディング
「英語長文ハイパートレーニング」には、スラッシュリーディングの練習問題が付いていますので、これを使ってスラッシュリーディングの練習をしましょう。
スラッシュリーディングで本文を読んでも、全体像が把握できるようになるまで練習すればOKです。
CDでオーバーラッピング
スラッシュリーディングの練習を終えたら、付属のCDを使ってオーバーラッピングの練習をしてください。
スラッシュリーディングを練習しておけば、オーバーラッピングはすぐにできるようになると思います。
上手くオーバーラッピングできない場合でも、10回ほど、練習すればオーバーラッピングできるようになるとも思います。
スムーズにオーバーラッピングできるようになるまで、根気強く練習を重ねてください。
オーバーラッピングできるようになるころには、知らなかった英単語や英文構造は、頭の中に、かなり定着していると思います。
CDでシャドーイング(できるようになるまで)
オーバーラッピングできるようになったら、最後にシャドーイングに取り組んでください。
はじめは、うまくシャドーイングできないと思います。
何度もトライすれば、必ずできるようになりますので、諦めずに練習してください。
シャドーイングできるようになるころには、知らなかった英単語や英文構造は、頭の中に、ほぼ完ぺきに定着していると思います。
シャドーイングできるようになれば、その英語長文は卒業で構わないと思います。
ここまでやり切れば、英語力が大きく向上します。
シャドーイングできるようになる長文が増えれば、増えるほど、初見の英文も読みやすくなり、リスニング力・速読力も向上します。
なので、「英語長文ハイパートレーニング」の全ての長文をシャドーイングできるようになることを目標にしましょう。
「英語長文ハイパートレーニング」の到達レベル
「英語長文ハイパートレーニング」をマスターすれば、次のレベルに到達できます。
ただし、この到達点は、「全レベル問題集」の後に、過去問で十分演習を積んだ場合の到達点です。
志望校合格には出題問題の傾向に合わせた対策が必須なので、「英語長文ハイパートレーニング」で目標レベルまで英語長文読解力を鍛えた後に、十分な過去問演習が必須です。
「英語長文ハイパートレーニング」の後は志望校の過去問を十分に演習してください。
「英語長文ハイパートレーニング①②③」の間に挟む問題集
これまで述べた様に、「英語長文ハイパートレーニング」は、①と②と③でレベル差が大きのデ、①の後、②の後で、違う問題集を挟む必要があります。
間に挟む問題集としては次の問題集をお勧めします。
英語長文ハイパートレーニング①と②の間
英語長文ハイパートレーニング②と③の間
上記の参考書がレベル的には最適だと思います。
「英語長文ハイパートレーニング」の次
志望大学のレベルの「英語長文ハイパートレーニング」までマスターすれば、基本的に過去問演習に進んで問題ありません。
「もっと演習を積みたい」「試験まで時間があるし、英語力が衰えないように演習をしておきたい」という人には、次の参考書をおすすめします。
「レベル別英語長文」は、受験界隈では有名な問題集で、難易度も高く、多くの受験生が取り組んでいる可能性が高いです。
最難関大学受験者は、周りの受験生に差をつけられないためにも、是非取り組んでおきたい問題集です。
「ポラリス」は、最近の出題テーマを分析し作られた問題集です。
「ポラリス」で演習を積んでおけば、試験本番で同じテーマの英文が出題される可能性が高まり、受験を有利に進められる可能性が上がります。
「英語長文ハイパートレーニング」のまとめ
「英語長文ハイパートレーニング」は、英文解釈の解説が極めて丁寧な問題集です。
「複雑な構造の英文」を出題する大学を受ける人は、「英語長文ハイパートレーニングでトレーニングを積んでおきたいところです。
もちろん、「英文解釈の解説」以外の解説も丁寧で、独学する人にも使いやすい問題集です。
英語の実力を上げたい人は、「英語長文ハイパートレーニング」で勉強しましょう!