【徹底比較】「ネクステ」と「英文法 ポラリス」どちらを使うべきか?
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「英文法」の基礎事項のインプットを終え、いよいよ問題集を使ってアウトプットをしていこうと考えている人も多いと思います。
英文法の問題集として、「Next Stage(ネクステ)」と「英文法 ポラリス」が有名どころですが、次のような人もいるのではないでしょうか?
「ネクステ」か「英文法 ポラリス」を勉強しようと思うけど、どっちの方が良いの?到達レベルには差があるのかな?
「ネクステ」と「英文法 ポラリス」の違いは?両方やるべきなの?
この記事では、「ネクステ」と「英文法 ポラリス」のメリット・デメリット、到達レベルなどを徹底比較します。
「ネクステ」と「英文法 ポラリス」のどちらを使用するべきか、その人のタイプに合わせておすすめを提案します。
- 「ネクステ」と「英文法 ポラリス」の概要
- 「ネクステ」と「英文法 ポラリス」の比較
- 「ネクステ」と「英文法 ポラリス」どちらもやるべき?
- 「ネクステ」がおススメの人
- 「英文法 ポラリス」がおススメの人
- 「ネクステ」と「ポラリス」のまとめ
「ネクステ」と「英文法 ポラリス」の概要
「ネクステ」と「英文法 ポラリス」は、どちらもアウトプット用の英文法問題集です。
このレベルの英文法をマスターすれば、「確実に正解しなくてはならない英文法問題」は解けるようになります。大学受験、英検、TOEICのいずれの試験でも、英文法問題で困ることはなくなります。
ただし、「ネクステ」や「英文法 ポラリス」のようなアウトプット型の問題集に取り組む前に、基礎から標準レベルの英文法をインプットしておく必要があります。
「ネクステ」と「英文法 ポラリス」の概要と、基礎から標準レベルの英文法のをインプットにおススメの英文法書を下の記事を参考にしてください。
「ネクステ」と「英文法 ポラリス」の比較
「ネクステ」と「英文法 ポラリス」の比較すると、下の表のようになります。
ネクステ | ポラリス① | ポラリス② | ポラリス③ | |
---|---|---|---|---|
冊数 | 1冊 | 3冊に分冊 | ||
レベル | 基礎~応用 | 基礎~標準少し手前 | 標準~少し応用 | 標準~応用 |
網羅性 | 〇 | △ | △ | △ |
量 | 多 | 少 | 少 | 少 |
解説のわかりやすさ | × | ◎ | ◎ | ◎ |
周回性 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
冊数
「ネクステ」は1冊のみからなる問題集です。一方で「英文法 ポラリス」は、レベルごとに①~③までの3冊が分冊として販売されています。
そのため、「英文法の問題集を複数冊買いたくない人」や「1冊だけで済ませたい人」には「ネクステ」をおすすめします。
レベル
「ネクステ」は1冊で基礎から応用まで幅広く網羅している網羅性の高い問題集です。
一方で「英文法 ポラリス」は、①~③まで分冊で販売されており、①~③でそれぞれレベルが異なります。「英文法 ポラリス」では、自分のレベルに合わせたものを選んで、「自分の必要な分だけ」演習できます。
また「英文法 ポラリス③」までやり込めば「ネクステ」よりも若干高いレベルに到達できます。
「英文法 ポラリス③」の方が到達レベルが高いといっても、「ネクステ」と「英文法 ポラリス」のどちらかをマスターすれば、大学入試における「確実に正解しなくてはならない問題」は正解できるようになります。もちろん、TOEICや英検でも文法力で困ることはなくなります。
そのため、「ネクステ」と「英文法 ポラリス」どちらを選んでも、完璧にマスターさえすれば、到達レベルという点においては大きな問題ではないです。
網羅性
「ネクステ」は問題量が多く1冊で「英文法 ポラリス」より広く網羅しています。一方、「英文法 ポラリス」は①~③でそのレベルに合わせた難易度の問題にフォーカスしいるため、その分1冊あたりの網羅性は低いです。
1冊あたりの網羅性という観点では、「ネクステ」に軍配が上がります。
量
「ネクステ」は、問題数が多く、分量が多いです(約1500題)。
「英文法 ポラリス」はレベルに合わせた難易度の問題にフォーカスしいるため、分量が少ないです(約400題)。
解説のわかりやすさ
「ネクステ」では、問題数が多いこともあり、1問当たりの解説は薄いです。英文法が苦手な人が「ネクステの解説」だけで英文法を完全に理解することは難しいと思います。
「ネクステの解説」だけでは理解できない場合は、英文法辞書などで、その都度調べて理解を深める必要があります。
一方、「英文法 ポラリス」では、問題に入る前に「英文法に関する説明・講義」があります。また、問題の1問当たりの解説も詳しく、初心者でも英文法を理解しやすいです。
また、「英文法 ポラリス」の大きな特徴の一つですが、この「英文法に関する説明・講義」や「問題の解説」が著者の「関先生オリジナルのわかりやすい解説」になっています。「ネクステ」のような堅い解説が苦手な人にもとてもおすすめの参考書です。
解説のわかりやすさという点では「英文法 ポラリス」のほうが圧倒的に優れています。
周回しやすさ
「ネクステ」は問題数が多いため、「英文法 ポラリス」に比べると周回はしづらいです。
ただし、「ネクステ」は問題数が多く、カバー範囲が広いため、
どうせ、勉強するなら、多少時間がかかっても良いから、1冊で広く網羅できるように学びたい!
という人には「ネクステ」は問題数が多く網羅性も高いため、おススメです。
「英文法 ポラリス」は分量が少ないため、周回しやすいです。
自分の必要なレベルの英文法問題のみを効率的・短時間で学びたい!
という人には「英文法 ポラリス」がおススメです。。
英語力の向上には「周回すること」が最も大事だと私は考えています。この周回性は、軽視されがちですが、参考書を選ぶ際には、この点をしっかり考慮して選ぶべきです。
網羅性が高いからと言って、安易に「ネクステ」を選び、
量が多すぎて、あんまり周回できなかった・・・
みたいなことになると、おそらく試験の結果は残念なことになります。
この様になるのであれば、欲張らずに、周回しやすい「英文法 ポラリス」を選んで、徹底的に周回した方が100倍力が付きます。
ですので、この周回性を十分に考慮してどちらの参考書を使うか決めてください。
「ネクステ」と「英文法 ポラリス」どちらもやるべき?
基本的に「Next Stage」と「英文法 ポラリス」は、どちらもやる必要はありません。
どちらか1種類をマスターした後は、過去問やファイナル英文法などの実践型問題集に取り組み、学んできた英文法力が身についているか確認していきましょう。わからない問題があった場合は、その都度その文法を暗記していきましょう。
「ネクステ」か「英文法 ポラリス」のどちらか1冊をマスターすれば十分だと思います。
「ネクステ」がおススメの人
以上の比較を踏まえて、「ネクステ」と「英文法 ポラリス」のどちらを使うべきかを、その人のスタイルに合わせて提案します。
上から優先度が高いです。
上のいずれかに当てはまる人には「ネクステ」をおススメします。
「英文法 ポラリス」がおススメの人
上から優先度が高いです。
2つ以上当てはまる人には「英文法 ポラリス」をおススメします。
「ネクステ」と「ポラリス」のまとめ
「英文法力」は、英語を読んだり、書いたりする上で「柱」となる力です。
しかし、「英文法力」は奥が深く、しっかり理解するのに時間がかかる分野でもあります。「英文法力」をしっかり身につけておくことで、その後の「英語力」が飛躍的に向上します!
だからこそ、「英文法」は最適な参考書を使って、効率的に学んでいく必要があります。
今回の記事を参考に、自分にあった参考書を選択して、効率的に「英文法力」を身につけましょう。