【英単語帳・シス単】使い方・レベルを紹介!定番英単語帳!!難関大にも対応できる?
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「システム英単語(シス単)」は、大学受験性の英単語帳の定番ですよね!多くの受験生が使っていると思います。
「システム英単語」を使っている人の中には次のような疑問をお持ちの人もいると思います。
「システム英単語」の効率的な使い方ってあるの?
「システム英単語」ってどのレベルの大学まで対応できるの?最難関大学を目指す場合は、次の単語帳は何を使ったら良いの?
この記事では、上のような疑問をお持ちの人に向けて、「システム英単語」の使い方や到達レベル、次に使うべき単語帳を紹介します。
- 「システム英単語」の概要
- 「システム英単語」の到達レベル
- 「システム英単語」がおすすめな人
- 「システム英単語」のメリット
- 「システム英単語」のデメリット
- 「システム英単語」の使い方
- 「システム英単語」の次
- 「システム英単語」のまとめ
「システム英単語」の概要
「システム英単語」は、典型的なフレーズ暗記型の英単語帳で、約2200個の英単語が収録されています。「システム英単語」のレベルとしては、「高校英語基礎~ギリギリ最難関大」レベルです。
「システム英単語」の特徴は、「ミニマルフレーズ」です。「ミニマルフレーズ」とは、その単語が使われる形でフレーズ化したものです。
例えば、「effort」という単語は、通常の単語帳では「effort」=「努力」の様に1語について1訳(多義語の場合は複数の訳)の形で記載されています。
「システム英単語」では、「effort」という単語は次のように実際に使われる形で記載されています。
「make an effort to help him」=「彼を助けようと努力する」
このように、2~5語程度の短い語句で、英単語を実際に使われる形にフレーズ化したものを「ミニマルフレーズ」といいます。
実際の試験では、「"effort"を訳しなさい」のように1単語の訳を問われることはありません。長文の中で出てきた際に、詰まることなく読み進める能力が求めれらます。
「ミニマルフレーズ」で暗記しておくことで、長文の中で単語に出会っても、その英文の意味を瞬時に判断できるようになります。
一般的な、単語列挙型の単語帳では、短時間で大量の英単語が暗記できるというメリットがあります。しかし、英単語単体を暗記しておくだけでは、長文の中で意味が取れないことがあるという弱点があります。
例文暗記型の単語帳では、長文の中で意味が取れるというメリットがあるものの、そもそも例文を覚えるのが大変とういう弱点があります。
シス単の「ミニマルフレーズ」は、2~5語程度の短い語句でまとめられているため、暗記に大きな負担がかかりません。それでいて、「ミニマルフレーズ」は実際に使われる形なので、英語長文の中で出会ってもすんなり意味が取れるようになります。
つまり、シス単は、単語列挙型や例文暗記型の単語帳の良いとこ取りをした単語帳になります。
英単語のみを覚える場合より、「ミニマルフレーズ」で単語を覚えることの方が少し大変ですが、「ミニマルフレーズ」で単語を覚えることで、単語のみを覚えた場合に比べて、より英語力が身につきます。
「システム英単語」の到達レベル
上で述べたように「システム英単語」の英単語をマスターした場合、到達レベルは次のようになります。
「システム英単語」をマスターすれば、共通テストの余裕をもって対応できるようになります。MARCHであっても、合格点を獲得できます。
東大や京大をはじめとする最難関大学でも、周りの受験生に単語力で差をつけられることはなくなり、合格最低点は獲得できるほどの単語力が身につきます。
また、TOEICや英検においても、それなりの結果を残すことができるようになります。
「システム英単語」がおすすめな人
「システム英単語」は次のような人におすすめです。
特に1、2の条件に当てはまる人には、「システム英単語」は大変おススメです。
「システム英単語」のメリット
頻出の形で暗記できる
例えば、「effort」に関して、「effort」=「努力」の様に暗記していても、実際あまり意味がありません。
英語長文の中では、「make an effort」のような形で出題されるからです。
先ほど説明したように「システム英単語」では「effort」という単語は次のようなミニマルフレーズで記載されています。
「make an effort to help him」=「彼を助けようと努力する」このように覚えておくことで、長文で実際に出会っても瞬時に意味を把握できるようになります。
また、この「ミニマルフレーズ」は、過去の入試データを詳細に分析し、もっとも出題されやすい形になっています。
このため、「ミニマルフレーズ」を暗記することで、効率的に点数を伸ばすことができます。
長文の中でも意味がわかるようになる
「システム英単語」の「ミマルフレーズ」で英単語を暗記する最大のメリットは「長文中でも意味が取れるようになる」ことです。
英語の試験では、「英語長文問題をどれだけ読解できるか?」が合否を分ける大きなポイントになります。
そのため、英単語を暗記する最大の目的は「英語長文を読めるようになるため」です。
「システム英単語」の「ニミマルフレーズ」で英単語を暗記しておけば、フレーズで暗記できるので、英語長文を読解しやすくなり、合格を勝ち取りやすくなります!
基本〜応用レベルの英単語を網羅
上で述べたように、「システム英単語」は共通テスト・MARCHレベルの入試に出題される英単語をほとんどカバーしています。
最難関大学であっても何とか合格最低点を獲得できるほどの英単語力が身につきます。
このレベルの英単語は、難関大入試、TOEIC、英検を攻略していく上で必ず知っておかなくてはならない英単語になります。
なので、共通テストレベル以上の試験を受ける人はもちろんのこと、TOEIC、英検を受ける人も「システム英単語」レベルの英単語は必ずマスターしておきましょう。
「システム英単語」のデメリット
フレーズを覚えるのに時間がかかる
シスタンシリーズ全体にいえることですが、シス単では、「ミニマルフレーズ」で英単語を覚えていくことになるので、ターゲットなどの単語のみを覚えていく単語帳に比べて、暗記するのに時間がかかるというデメリットがあります。
ただし、「ミニマルフレーズ」で英単語を暗記しておくと、長文の中で出会っても簡単に、意味を把握できるようになります。つまり、単語のみを覚えた場合に比べて、より力がつきます。
「ミニマルフレーズ」で英単語を覚えるのは大変ですが、「より力がついている!」と考えて、根気強く周回しましょう!
フレーズの音声が有料
「システム英単語」は良い単語帳なのですが、フレーズの音声が有料という大きなデメリットがあります(単語のみの音声は無料)。
語学において、音声利用の効果は絶大です。そのため、お金に余力がある場合は音声も購入しましょう。
「システム英単語」の使い方
「システム英単語」のおすすめの使い方は次のようになります。
「ミニマルフレーズ」を見て、日本語訳を見る(5秒程度)
「ミニマルフレーズ」は英文の形をしているものが多いので、その英文を読み、意味をしっかり把握しましょう。
この「ミニマルフレーズ」を見て、日本語訳をいるという作業をテンポよくバンバン進めていきましょう。1つの「ミニマルフレーズ」につき、5秒程度を目安に進めていきましょう。
1日で1フレーズ目~200フレーズまでを4~5周する
人間の脳は1日に4回も5回も目にするものを重要なことだと認識し、記憶しようとします。脳のそういった特性を利用し、フレーズを記憶をするために、1日に200フレーズ程度を4回以上目にする機会を作ってあげます。
1日に200フレーズを1回づつ見るというやり方はNGで、必ず4回以上周回しましょう。
こうすれば、意識しなくても、大体のフレーズを勝手に覚えてしまいます。1日に200フレーズも進めるとなると、大変に感じてしまうかもしれませんが、意外と短時間でこなすことができます。
次の日は、201フレーズ目~400フレーズ目までを同様に4~5周する
次の日も、①と同様の手順で201フレーズ目~400フレーズまでに取り組みます。
同様の手順で最後まで取り組む
このような手順で、単語帳の最後までやり切りましょう。最後の方は、フレーズ数が増減すると思いますが、うまいこと調整してください。
2周目以降は1日当たりの量を400フレーズ程度に増やし、周回する
長期記憶(忘れない記憶)にするために、同様の方法で単語帳を何十周もしましょう。
そして仕上げに、索引を使って日本語訳のテストをしましょう。この際に覚えていなかった単語は、あなたにとって、苦手な単語です。
この単語たちは紙に書き写して、壁にでも貼っておいて、毎日確認するようにしましょう。
①~⑥のやり方で、1ヶ月程度周回すれば、勝手に英単語が頭の中に入っていると思います。
英単語の効率的な暗記方法については次の記事で詳しく説明していますので、是非ご覧ください。
「システム英単語」の次
大学受験の場合
「システム英単語」だけでも、ほぼ十分なのですが、東大・京大・早慶クラスには、ギリギリ太刀打ちできるレベルです。
東大・京大・早慶クラスにも十分通用するレベルまで単語力を上げたい人は、次の単語帳をおすすめします。
受験する大学に合わせて、上の中から適切な単語帳を選びましょう。例えば、東大志望なら「鉄壁」、京大志望なら「速読英単語・上級編」、早慶志望なら「パス単」がおススメです。
TOEICの場合
「システム英単語」をマスターすれば、基本英単語は完璧になります。そのため、TOEICに頻出のビジネス英単語を覚えていきましょう。
TOEIC受験用の英単語帳として、最もおすすめなものは次の「金のセンテンス」です。
「金のセンテンス」の詳細な使い方は下の記事で紹介していますので、是非ご覧ください。
英検の場合
英検においては2級程度まで「システム英単語」で対応できると思います。ただし、英検は語彙力がものをいう試験ですので、確実に合格したい人「パス単シリーズ」をおすすめします。
「パス単準1級」の詳細な使い方は下の記事で紹介していますので、是非ご覧ください。
「システム英単語」のまとめ
「システム英単語」は「ミニマルフレーズ」が特徴の大変優れた英単語帳です。
「システム英単語」をマスターすれば、基礎英単語は完璧になります。
英単語帳はボロボロになるまで周回してこそ、力になります。
「システム英単語」レベルの英単語を極めれば「英語得意組」に入ることができます。大学受験、TOEIC、英検を乗り切る英単語力を身につけるため「システム英単語」をマスターしましょう。