「速読英単語・必修編」の使い方とレベルを紹介!単語暗記用というより確認用?

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「速読英単語・必修編」は大変有名な参考書ですね!

使っている人や使う予定の人も多いと思います。

「速読英単語・必修編」はとても有用な単語帳です。

しかし、使い方を間違えると、学習効率が最低レベルになってしまう「あつかいの難しい単語帳」でもあります。

 

今回は、正しい「速読英単語・必修編」の使い方や到達レベルなどを紹介します。

 

 

 こんな悩みを解決!
  • 「速読英単語・必修編」の使い方を知りたい
  • 「速読英単語・必修編」のレベルを知りたい
  • 「速読英単語・必修編」のメリット・デメリットを知りたい

 

「速読英単語・必修編」の概要

「速読英単語・必修編」は長文読解型の英単語帳です。

「速読英単語・必修編」は70本の英語長文が収録されており、英語長文を読んでいく中で、知らない単語を覚えていこうというコンセプトです。

 

単語レベルとしては次のようになります。

 「速読英単語・必修編」の単語レベル
  • 大学受験標準レベル(偏差値50~60)
  • TOEIC、英検で知っておくべきレベル

 

「速読英単語・必修編」は大学受験用ですが、このレベルの英単語は、TOEICや英検などの様々な英語試験に必要な英単語です。「速読英単語・必修編」をマスターすれば、色々な英語試験に応用できる「英単語の基礎」が習得できます。

 

そのため、大学受験者だけでなく、他の試験の受験者にもおすすめできる単語帳です。

 

また、「速読英単語・必修編」は長文を読みながら英単語を覚えるため、「速読英単語・必修編」を使うと自然と「読解力」「速読力」「リスニング力」を鍛えることができます。

 

つまり、「速読英単語・必修編」をマスターすれば、「単語力」だけでなく英語の総合力を鍛えられます

 

「速読英単語・必修編」のメリット

 「速読英単語・必修編」のメリット
  • どんな試験にも必要な英単語を網羅している
  • 単語の使い方が身につく
  • 「読解力」や「速読力」も身につく
  • 音声を利用でき、リスニング力も強化可能

どんな試験にも必要な英単語を網羅している

「速読英単語・必修編」をマスターすれば、基本的な英単語はバッチリです。大学受験では、偏差値50~60程度の大学まで余裕で対応できます

 

また、大学受験だけでなく、英検やTOEICに必ず必要とされる英単語が網羅されています。そのため、大学受験だけでなく、英検やTOEICの対策にもなります。

 

英単語の使い方も身につく

長文を読むことになるので、英単語の使われ方も身につきます。

網羅型単語帳の弱点である「実際の長文で出会ったときに意味が取れない」という事態を防ぐことができます

 

読解力・速読力も身につく

「速読英単語・必修編」を構文を意識しつつ読み込めば、読解力が向上します。また、「速読英単語・必修編」の繰り返し読み込めば、速読力も身につきます。

 

実際の英語試験では、「読解力」と「速読力」が合否を分けることになりますので、これらの能力も上げることができるというのは、大変有用です。

 

音声を利用でき、リスニング力も強化可能

「速読英単語・必修編」では、音声がダウンロードできます。

 

この音声を使って、ディクテーション、オーバーラッピング、シャドーイングを行えば、リスニング力が爆上がりします。共通テストレベルであれば、9割以上の点数が取れるようになります。TOEICや英検でも通用するリスニング力が身につきます。

 

「速読英単語・必修編」のデメリット

 「速読英単語・必修編」のデメリット
  • 基本英単語は知っている前提
  • 構文がそこそこ難しい
  • 1冊目に使うには微妙

基本英単語は知ってる前提

英語長文を読んでいくことになるので、基本的な英単語は記憶していることが前提になります。最低でも中学レベルの英単語は完璧でないと「速読英単語・必修編」を使用するのは難しいです。

 

構文がそこそこ難しい

「速読英単語・必修編」に収録されている英文は、後半に進むにつれて、構文が難しくなります。

 

ですので、英文解釈を全く勉強したことがない人が使いこなすのは難しいです。ある程度、英文解釈を学んだうえで本書を使うことを推奨します。

 

最初の1冊の単語帳としては微妙

「速読英単語・必修編」は長文の次のページに、英単語一覧が記載されています。

 

長文を読みながら、解らない単語があった場合に次のページの英単語リストで英単語の意味を確認して、また長文に戻って・・・というのは、学習効率が悪いです。

 

そのため、最初の一冊目の単語帳としては、正直微妙だと思っています。

 

最初の1冊目として使用する場合は、長文を読む前に英単語リストを使って英単語の意味をざっくり把握しておくことをおすすめします。詳しくは次で説明します。

 

「速読英単語・必修編」の使い方①

ここまでで述べたメリット・デメリットを踏まえて、おすすめの使い方を2パターン紹介します。

 

1つ目のおすすめの使い方は、王道の使い方です。

おすすめの使い方①
  1. 英単語リストを見て、英単語をざっくり把握する
  2. 1で把握した英単語を確認しつつ長文を読む
  3. 繰り返し音読し、英単語を定着させる

 

英単語リストを見て、英単語をざっくり把握する

まずは、英語長文の後に載っている英単語リストを見て、英単語を確認しましょう。この時は、几帳面にならず、ざっくりと意味を把握できればよいです。あくまで、英単語の確認です。

 

1で把握した英単語を確認しつつ長文を読む

ここからが本番で、長文を読んでいきます。1で確認した英単語が長文に出てくるので英単語の意味が把握できるか、確認しながら読んでいきましょう。

 

もちろん、この段階では、しっかり暗記できていない英単語が多いと思いますが、落ち込む必要はありません。

 

1で暗記できていない英単語に出くわしたら、英単語リストに戻って意味を確認しましょう。

 

また、英単語だけでなく構文がわからない場合もあるとおもいます。その場合は、インターネットやYoutubeなどに詳しい解説があがっていますので、徹底的に調べてください。ここをテキトーにやるとほとんど力が付かないので、必ず納得できるまで確認してください。

 

繰り返し音読し、英単語を定着させる

英単語や構文を調べ終わったら、音読をして周回してください。

 

音読の詳しいやり方は、下の記事を参考にしてください。

 

ponyo-room.hatenadiary.com

 

シャドーイングまでできるようになれば、リスニング力、速読力、解釈力など、英語の総合能力が大きく向上します。

 

シャドーイングを目標に周回しましょう。

 

「速読英単語・必修編」の使い方②

次に、最もおすすめする2パターン目の使い方を紹介します。

 おすすめの使い方②
  • 「確認用」に2冊目の単語帳として使用する

 

つまり、1冊目に「ターゲット」「シス単」などの単語帳で英単語を網羅的に覚える。

その後に、2冊目に「速読英単語・必修編」を使って、長文を読みながら英単語の定着具合や使われ方を確認する。という使い方です。

 

網羅型やフレーズ型単語帳で覚えた単語って、実際に長文の中で出会うと「しっかり暗記できていなかった!」「意味が取れない!」ということが多々あります。

 

この「速読英単語・必修編」の使い方は、こういった英単語をあぶりだすのに最適です。この方法で、あぶりだした英単語を覚えなおすと、驚くほど記憶が定着します。

 

具体的な、勉強法は次のようになります。

 「速読英単語・必修編」の使い方②
  • 別の単語帳と英文解釈書で、ある程度の単語力と解釈力をつける
  • 「速読英単語・必修編」の長文を読む
  • わからなかった単語・構文を調べる
  • 音声を使って音読する

 

別の単語帳と英文解釈書で、ある程度の単語力と解釈力をつける

まずは、別の単語帳や解釈書ある程度の単語力と解釈力をつけてください。

ある程度の単語力と解釈力ってどうやって身につけるの?

と思うと思います。

 

ある程度の単語力を身につけるために「速読英単語・必修編」の前に取り組んでおくべき、おすすめの単語帳は次です。

 

 

「ターゲット1900」と「システム英単語」は「速読英単語・必修編」と同じ標準レベルの単語が収録されています。「ターゲット1900」と「システム英単語」で標準レベルの単語を覚えておき、「速読英単語・必修編」で長文を読みながら、覚えきれていない英単語(苦手な英単語)をあぶり出して、長文の中で覚えてください。

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「速読英単語・入門編」は、「速読英単語・必修編」より、レベルの低い単語帳です(多少重複する単語あり)。しかし「速読英単語・入門編」は、「速読英単語・必修編」と同構成のため、スムーズに接続できます。そのため、確認用にはなりませんが、「速読英単語・入門編」を使ってきた人には、1段レベルの高い単語帳として「速読英単語・必修編」を使うことをおすすめします。

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ある程度の「英文解釈力」を身につけるためには、下の記事を参考に英文解釈を勉強してください。

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「速読英単語・必修編」の長文を読む

実際に、「速読英単語・必修編」の長文を読んでください。この際、解らない単語・構文はチェックしておいてください。

 

わからなかった単語・構文を調べる

長文を読んでる際に、わからなかった単語・構文を確認してください。わからなかった単語は次のページを見て確認、そのページに載っていない場合は、辞書などで調べてください。

 

構文は、Youtubeでも解説動画があったりしますので、それを参考にしてください。ここをテキトーにやるとほとんど力が付かないので、必ず納得できるまで確認してください。

 

音声を使って音読する

シメはやっぱり音読です。シャドーイングできるようになるまで音読しまくりましょう。

 

英語力は音読なしに向上しませんここが一番重要です。

 

音読の詳しいやり方は、下の記事を参考にしてください。

 

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シャドーイングできるようになれば、リスニング力、速読力、解釈力など、英語の総合能力が大きく向上していることをじっかんできると思います。

 

「速読英単語・必修編」の到達レベル

 「速読英単語・必修編」の到達レベル
  • 共通テストで知らない単語がなくなる
  • 中堅国立大・MARCH合格
  • TOEICスコア 500~600点程度
  • 英検2級合格

 

大学受験においては、「速読英単語・必修編」に載っている単語を覚えれば、中堅国立大学やMARCHに必要な英単語は網羅できます。難関大学を受験する場合は、もう1つレベルの高い単語帳に取り組んでください。

 

TOEICにおいては、「速読英単語・必修編」の後に、TOEIC頻出のビジネス英単語を暗記してください。

 

英検は、2級に合格できる語彙力が身につきます

 

「速読英単語・必修編」の次の単語帳

「速読英単語・必修編」の次の単語帳

大学受験の場合

中堅国立大学やMARCH以上の大学を受験される人は、「速読英単語上級編」「リンガメタリカ」などのよりレベルの高い単語帳に取り組んでください。同じZ会の単語帳になりますので、取り組みやすいと思います。

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TOEICの場合

TOEICでは、TOEIC頻出のビジネス関連の英単語があります。そういった「金のフレーズ」「金のセンテンス」を使って勉強することをおススメします。

「金のフレーズ」「金のセンテンス」の使い方は下の記事を参考にしてください。

 

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英検の場合

英検準1級を目指す人は、パス単をおススメします。

 

英検準1級以上から、求められる語彙力がめちゃくちゃ上がりますので、英検専用の「パス単」を用いて、語彙力を大幅に強化しましょう。

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「速読英単語・必修編」のまとめ

「速読英単語・必修編」は、使い方を間違わなければ、最強クラスの参考書だと思います。

 

「単語力」だけではなく、「速読力」「リスニング力」「解釈力」といった英語の総合力を底上げしてくれます。

 

使いこなすまでのハードルが高いですが、今回の記事を参考に、是非「速読英単語・必修編」をマスターしてください。

 「速読英単語・必修編」のまとめ 
  • 使いこなせば「単語力」だけではなく、「英語の総合力」を底上げしてくる
  • 音読しまくろう
  • ある程度の基礎力をつけてから取り組もう

 

 


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